素材：紀伊半島産　杉
サイズ：21cm
入数：100膳
企画元：株式会社大月
JAN：4971119120438


溝がないのにまっすぐ割れる。
吉野割箸の元祖ともいえる形です！

小判箸とは角が面取りされているが中央に溝が無い形の割箸で、上から見たときに江戸時代の小判のように見えることからその名が付きました。
この極大小判は吉野の割箸の原型ともいえる形です。

厚みもしっかりあり、溝は無いですが比較的きれいに割れます。

老舗のお店では長らくご利用いただく事が多く、「あのお店で使っているから使いたい」というお客様もいらっしゃいます。

木目がとてもきめ細かく美しいツヤがあり、杉の芳香も味わえます。
箸としての強度も大変高く、古くから人々に愛されている高価な材です。


そもそも吉野杉は酒樽を作るためにまっすぐで節の無い杉を奈良県の川上村で育て始め、その育成法が東吉野村、黒滝村へと伝わっていったのがはじまりで、元々はその三つの村で育てらた杉だけを「吉野杉」と呼んでいました。
その後、酒樽の需要が減少し、用途が建材へとシフトしていく中で育成地域は吉野郡全域に拡大していきました。

割箸はそれらの端材となる丸太の外側の部分（辺材）を材料として作られているのですが、近年では酒樽も建材も需要が減少してしまったためにその辺材の確保が難しくなっています。
そこで紀伊半島全域の杉でも吉野で加工されたものが「吉野杉箸」として流通してしまっているのが実情です。

この箸も、はし藤本店では「紀伊半島産杉」として販売していますが、一般的には「吉野杉」として流通しています。