素材:紀伊半島産 杉
サイズ:26cm
入数:100膳
企画元:阪口商店
JAN:4562423500797
※帯無しバラ箸です
必要な場合は別途ご購入くださいませ
箸帯
杉は木目がとてもきめ細かく美しいツヤがあり、杉の芳香も味わえます。
箸としての強度も大変高く、古くから人々に愛されている高価な材です。
この箸は紀伊半島産の杉を利用して吉野地域で作られています。
杉の木は中心部分(芯材部)が赤色で、樹皮側(辺材部)が白色であり、この2つの白赤部分で加工した割箸となります。
そもそも吉野杉は酒樽を作るためにまっすぐで節の無い杉を奈良県の川上村で育て始め、その育成法が東吉野村、黒滝村へと伝わっていったのがはじまりで、元々はその三つの村で育てらた杉だけを「吉野杉」と呼んでいました。
その後、酒樽の需要が減少し、用途が建材へとシフトしていく中で育成地域は吉野郡全域に拡大していきました。
割箸はそれらの端材となる丸太の外側の部分(辺材)を材料として作られているのですが、近年では酒樽も建材も需要が減少してしまったためにその辺材の確保が難しくなっています。
そこで紀伊半島全域の杉でも吉野で加工されたものが「吉野杉箸」として流通してしまっているのが実情です。
この箸も、はし藤本店では「紀伊半島産杉」として販売していますが、一般的には「吉野杉」として流通しています。
この「目あら」は、ほんの少しだけ木目の幅が広かったり(目が粗い)揃っていないために吉野杉であるにもかかわらず価格が抑えめになっています。
26cmと通常の箸よりも長めに作られており、食事用の他、取り箸としても活用できます。
帯がついていなくてお客様に失礼にあたらないか?という問い合わせもいただきますが、失礼に当たることはなく、あるお店では、杉の目を気にして揃えて出すためあえて「帯はつけないで」というリクエストがあるくらいです。
バラ利久(らんちゅう)は千利休が茶懐石において、それまで煮物と生もので箸を分けて使われていたのを、どちらも一度に使えるようにと両端を細く削った箸が元で、形は似ていますが、お正月などに使われる水木(みずき)で出来た両細箸は、片方が神様用でもう片方を自分用とし、両端を使うことはなく、その成り立ちは異なります。
※パッケージは予告なく変更される場合がございます。
※木材の性質上、箸に外側部分の白身と内側部分の赤身が混在して包装されています。
(原木本来の赤身であり使用や衛生面での問題はございません)