素材:石川県産 能登ヒバ
塗装:奥久慈産 漆
サイズ:24cm
形状:四角
パッケージ:紙箱
製造元:呂空居 本間健司
そもそも漆とは?
木地呂塗(きじろぬり)とは、生漆(きうるし=漆を採取後に、木片などの不純物を取り除いただけの漆)を塗り重ねて、仕上げに上塗に油分を加えない透漆(すきうるし=生漆を撹拌・加熱して余分な水分を飛ばした透明な飴色の漆)を塗って、最後に研磨して仕上げる技法のことで、木目が透けて見えるのが特徴です。
摺り漆の箸と一見すると似ているようですが、生漆だけを使用して、布や紙で摺りこんでいく摺り漆とは光沢と透明感が違います。
この箸は、あえて鉋(かんな)で削り目を入れることで、漆が経年変化していったときに色の変化が出るように作られていますので、ぜひ育てていってください。
木地には石川県の能登ヒバを使用し、漆は茨城県の奥久慈産を使用した、木地も漆も国産という数少ない箸の1つです。
この箸の作家の本間健司氏は、夏から晩秋にかけて自ら漆掻きをし、樹皮を剥ぎ、幹や枝に傷をつけて漆を採ると、冬に漆を掻き終えた木々を切り倒し、それらに鉈をいれて材にした作品を数多く手がけています。
食器洗浄機・乾燥機・電子レンジなど高温になるもの、たわし・クレンザーなど傷になりやすいもののご使用はお控えいただき、薄めた中性洗剤で柔らかいスポンジで優しく洗い、ふきんのご使用をお奨めいたします。
洗浄後はすぐに水滴を拭き取り、風通しの良い場所で横に寝かせて乾燥させてください。
鉄板焼き用や、火にかけたままの鍋料理の取箸用など、高温が続く場面でのご使用はお控えください。