| | 22.5cm | 24cm |
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| 1.四分一&黒 | | |
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| 2.四分一&錫 | | |
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| 3.銀春慶 | | |
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| 4.玉虫塗 | | 21,000円(税込23,100円) 在庫なし |
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素材:日本産斧折樺(オノオレカンバ)
塗装:中国産漆
(1.四分一塗+箸先黒、2.四分一塗+箸先錫、3.春慶塗+箸先錫、4.玉虫塗+箸先錫)
サイズ:22.5cm 24cm
形状:持ち手-四角 箸先-丸
パッケージ:桐箱
箸製造元:漆とロック株式会社
細身で、和食・洋食のどちらにも合う会津漆器の漆塗り箸です。
木地は3種類とも共通で、漆塗りの箸ではめったに使用することがない、国産材では最も硬く重いクラスの木である斧折樺(オノオレカンバ)を使用。
木地を南会津で、漆塗りを会津若松で行なっています。
斧折樺はその名の通り、斧が折れるほど堅い木で、国産材の中ではトップクラスです。
標高500m以上の高地に自生する広葉樹なのですが、年間に0.2mmくらいしか成長しないので、数も少なく植林もされていないため現在では稀少材となっています。
1.と2.で採用されている四分一(しぶいち)塗という塗り方は、木地の上に漆を塗り重ね、最後に錫粉(すずふん)と炭粉(すみこ)を漆で定着させて金属のような表情を出す技法です。
「四分一」とは、金属工芸において銅に銀を四分の一混ぜて作られる合金のことで、四分一塗はその合金の色に似ていることから名付けられました。
サラサラした独特の手触りで傷も目立ちにくく、ひとつひとつ微妙に違った表情になるのも魅力のひとつです。
洋食のお皿等とも合わせやすく、お洒落なテーブルコーディネートにもアクセントを加えるカトラリーとしてご利用いただけます。
3.で採用されている春慶(しゅんけい)塗とは、上塗りに透明な飴色の透き漆(すきうるし)を塗ることで、着色した木地の色が透けて見えるように塗る技法のことで、この箸では「銀春慶(ぎんしゅんけい)塗り」という技法を用いています。
銀春慶は、木地の上に下地処理をして漆を塗り重ね、着色するのではなく、全面に純銀の粉を撒いた上に、綺麗な透明感と艶のある春慶の漆を塗ります。
そうすることで、面の部分は透き漆の色が強めに出ていますが銀粉による光沢があり、角の部分は漆が薄くなるので下地の銀粉の色が強く出て、透き漆の薄い茶色と合わさって黄色っぽい光沢になって見えます。
サラサラな手触りの四分一塗とは違い、漆の独特のしっとりした持ち心地も魅力です。
1.は箸先に黒漆を使用し、滑らかな口当たりになるように作られており、2.と3.の箸先には錫(すず)の粉を定着させて、微かな凹凸をつけて滑りやすいものもつまみやすくしてあります 。
食器洗浄機・乾燥機・電子レンジなど高温になるもの、たわし・クレンザーなど傷になりやすいもののご使用はお控えいただき、薄めた中性洗剤で柔らかいスポンジで優しく洗い、ふきんのご使用をお奨めいたします。
洗浄後はすぐに水滴を拭き取り、風通しの良い場所で横に寝かせて乾燥させてください。
立てて乾燥させると下にした部分が黒く変色しやすくなります。
鉄板焼き用や、火にかけたままの鍋料理の取箸用など、高温が続く場面でのご使用はお控えください。