素材:能登ヒバ
塗装:山形県真室川町産 漆
サイズ:23cm
形状:四角
パッケージ:OPP袋
製造元:漆器工房 学
そもそも漆とは?
山形県真室川町の唯一の塗師、佐藤学氏が自ら漆を採取し、精製して、摺り漆(生漆(きうるし)を塗っては拭き取るを繰り返して塗る技法)で仕上げた箸です。
箸先は乾漆(漆を細かく砕いたもの)加工を施しています。
稀少な国産漆を使用した箸です。
山形県の北部に位置する真室川(まむろがわ)町には、「漆坊(うるしぼう)」という地名が残っています。
このことから、かつては漆の植栽が行われていたのではないかと推察し、1981年から町主導で漆の植栽が行なわれています。
貴重な国産漆ではありますが、現在町でこれに従事しているのは佐藤学氏ただ一人です。
文化庁は2018年度より、日本の「国宝・重要文化財建造物の保存修理には原則として国産漆を使用すること」としましたが、国産漆の生産量が年間約2tのところ、国宝・重要文化財建造物の保存修理に必要な漆は年間約2.2tであり、残念ながら足りていません。
食器洗浄機・乾燥機・電子レンジなど高温になるもの、たわし・クレンザーなど傷になりやすいもののご使用はお控えいただき、薄めた中性洗剤で柔らかいスポンジで優しく洗い、ふきんのご使用をお奨めいたします。
洗浄後はすぐに水滴を拭き取り、風通しの良い場所で横に寝かせて乾燥させてください。
鉄板焼き用や、火にかけたままの鍋料理の取箸用など、高温が続く場面でのご使用はお控えください。