素材:中国産 マラス
塗装:中国産 漆
サイズ:23cm 24cm
形状:持ち手-四角 箸先-丸
パッケージ:OPP袋
製造元:寿次郎 川連漆器伝統工芸士 佐藤史幸
JAN:4562423490241,4562423490234
川連漆器 寿次郎 佐藤史幸氏の箸は
利久箸
もございます。
そもそも漆とは?
川連漆器は、秋田県の南端、湯沢市川連町に受け継がれる伝統工芸品で、湯沢市は稲庭うどん発祥の地としても有名です。
川連漆器は鎌倉時代に奥羽山脈の豊富な木材と漆を利用して、武具に漆を塗ったのが始まりと言われており、昭和51年には国の伝統的工芸品に指定されています。
漆器作りは、主に木地(きじ)作り、下地作り、塗り、加飾と4つの工程から成ります。
とくに下地作りは、木地を丈夫にする大切な作業で、一般的に丈夫な漆器には「本堅地(ほんかたじ)」や「渋下地」の下地法が用いられています。
本堅地は、生漆(きうるし)に水で練った地の粉という土の粉を混ぜたものを塗り、乾いたら研ぎ、また塗るという作業を繰り返すもので、輪島塗が有名です。
一方、渋下地は、生漆の代わりに柿渋汁、地の粉の代わりに炭粉を使うもので、本堅地より値段を抑えることができます。
川連漆器の下地法は、渋下地の中でも特にその丈夫さから「堅地仕上げ」といわれる技法です。柿渋汁に朴や柳などを焼いた炭粉を混ぜたものを塗り、乾いたら研ぎ、続いて生漆を塗る、という「地塗り」を数回繰り返すもので、水を一切使わないため、木地がゆがみにくく、本堅地に並ぶ丈夫な下地になります。
地塗りの後は、中塗、上塗を6〜7回繰り返して完成となりますが、仕上げには「花塗り」と「呂色塗り」の2種類の技法が用いられます。
花塗りは油分を含んだ朱漆か黒漆を塗り、そのまま乾燥して仕上げる方法で、しっとりと美しいツヤが得られます。呂色塗りは油分を含まない黒漆を塗り、乾燥後に磨いてツヤを出す方法。川連の呂色塗りは、下塗や中塗に生漆から水分を取り除いた素黒目漆を塗るため、研ぎすまされた中にも、どことなくやわらかな雰囲気が漂います。
この箸は川連漆器"寿次郎"の伝統工芸士佐藤史幸氏が花塗りで仕上げています。
食器洗浄機・乾燥機・電子レンジなど高温になるもの、たわし・クレンザーなど傷になりやすいもののご使用はお控えいただき、薄めた中性洗剤で柔らかいスポンジで優しく洗い、ふきんのご使用をお奨めいたします。
洗浄後はすぐに水滴を拭き取り、風通しの良い場所で横に寝かせて乾燥させてください。
鉄板焼き用や、火にかけたままの鍋料理の取箸用など、高温が続く場面でのご使用はお控えください。