素材:京都府京都市産 孟宗竹
塗装:中国産 漆(4面のうち3面摺り漆、1面は竹皮を生かし無塗装)
サイズ:22.5cm 24cm
パッケージ:紙箱
製造者:高野竹工株式会社
京・嵯峨 竹の摺り漆箸は
・四角摺り漆 胡麻竹
・摺り漆 三ツ節
・八角摺り漆 燻し煤竹
・極細箸 燻し煤竹摺り漆
もございます
そもそも漆とは?
京都の孟宗竹(もうそうちく)で京都の職人が作った箸です。
箸頭から箸先までが真っすぐに作られているため、並べて置くと2本がぴったりとくっつき、さすが京都と感じさせる美しさです。
白竹は胡麻竹・図面角竹・亀甲竹と並ぶ「京銘竹(きょうめいちく)」の1つで、火で炙って油抜き(乾式)したのち、天日乾燥させて白くした竹のことです。
竹は油分が多いため、加工するには「油抜き」という工程が必要です。
油抜きには火で直接炙ってにじみ出た油を布で拭きとる乾式と、熱湯に苛性ソーダを入れたものに浸けて取り出したものを水分と一緒に油分をふき取る湿式があり、京都では主にこの乾式が使われています。
乾式は熱源が小さいため少しずつ竹を動かしながら拭き取る作業をするので、手間はかかりますが光沢がきれいに出ます。
一方湿式は大きな釜で一度に何本も煮沸することができるし、竹の繊維を柔らかく仕上げることができるので、竹かご細工など細かな竹製品作りに向いています。
大分などの竹細工が盛んな地域ではこの湿式が多く採用されています。
白竹は工芸品や建材、茶道具など幅広く使われており、京銘竹の中では最も生産量が多いです。
ちなみに、箸に使用する竹は肉厚な孟宗竹なのですが、京銘竹としては真竹も使用されています。
孟宗竹と真竹の簡単な見分け方は、節に入ったスジの数。
孟宗竹は1本で真竹は2本です。 スーパーで売られているタケノコはその多くが孟宗竹です。
この箸は、白竹の表皮を残し、それ以外の三面を擦り漆(拭き漆)で仕上げています。
食器洗浄機・乾燥機・電子レンジなど高温になるもの、たわし・クレンザーなど傷になりやすいもののご使用はお控えいただき、薄めた中性洗剤で柔らかいスポンジで優しく洗い、ふきんのご使用をお奨めいたします。
洗浄後はすぐに水滴を拭き取り、風通しの良い場所で横に寝かせて乾燥させてください。
鉄板焼き用や、火にかけたままの鍋料理の取箸用など、高温が続く場面でのご使用はお控えください。